中日対ヤクルト 4回表ヤクルト1死満塁、マウンドを降りる高橋宏(中央)右は井上監督(撮影・森本幸一)

<中日4-6ヤクルト>◇25日◇バンテリンドーム

中日が今季初の3連敗を喫し、今季ワーストタイの借金3となった。エース高橋宏斗投手(22)がプロ初の中5日で先発したが、今季最短の3回1/3を7安打4失点でKOされた。1点リードの3回2死一、三塁で茂木の2球目に重盗を決められ同点とされると、オスナ、長岡に連続適時打を浴び、この回3失点。4回も1死二、三塁から連続四球の押し出しで4点目を失ったところで降板となった。開幕投手の高橋宏は今季5試合で1勝3敗、防御率4・61と苦しんでいる。

試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

-高橋宏がKO

「悪いなりに、それなりにやってくれるかなっていう風な期待はあったんだけど、ちょっと最初からね、あんまり今日はいい宏斗じゃないなとは思ったけどね。でも、やっぱあそこでカンカン、カンカンっていかれるってことは、やっぱりよっぽど。惜しいとこに投げてはいても、それがボールという判定されてるっていうことは、やっぱそこを相手打者がちゃんと見れるということは、そういうことやろね。多分、キレなのか、スピードなのか、力なのかとかいうようなものが何か欠けていたという、そういうような形かな」

-投手陣全体を見ても先頭を出すと苦しくなる

「まあまあ、先頭…。今までね、こう、もちろんこれからもそうなんだけども、投手力っていうようなものは、うちは全面的に出していきたいところだけども、やはり頭のピッチャーがちょっとこう崩れてしまうと…。今日(被安打は)17本。今年ワーストやね。こんなにカンカンカンカン打たれるのも、多分今年は記憶ないなと思った。生んじゃったかなっていう、負の連鎖をね。17本の割に6点で済ましてると言えば耐えてたのかなとは思うけどね。でも、やはり、3点、1点、1点で、あのジャブが、やっぱり利いたかなと思う」

-3回の重盗の場面は防ぎようは

「いや、あれもね、もちろんそういったものもあるであろうという風な予測のもとに。これもどこまで言えるかっていうところもあるけど、もちろんそれは頭にありつつの、ちょっと、どうしようかっていうような部分で、うんちょっとランナーが上手だったってことかな」

-高橋宏は、次回はちょっと間をあけたりするのか

「ここもちょっとそれは、今、俺の決断では言えないけども、またこれからちょっと話し合ってやりたいと思います」

-マラ-と柳も先発から抜けた中で、高橋宏も

「先発ピッチャーは、仮にどこの球団も6人いたとすれば、それがくるくるくるくる順当に回るとは思ってないでしょうし、どこの球団もね。その中で、マラーがちょっとイマイチで、柳のちょっとそういうような不具合で、宏斗がこんなでちょっとイマイチっていうようなことになれば、ちょっと厳しくなっちゃうんで。それをどういう風な形で次の登板に、例えば日にちを空ければいいものか、それとも何か修正をすればいいものかっていうところをちょっと、話をしていきたいかなと思います」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】エース今季最短KOに井上監督「こんなにカンカン…生んじゃったかな、負の連鎖を」