唯一無二の「国際派」色川冬馬前GMがBCリーグ茨城を退団 メジャー球団もその手腕に注目か
国内独立リーグ「BCリーグ」に新風を吹かせてきた茨城球団の色川冬馬前GM(35)が同球団を退団したことが25日、分かった。
すでに昨年12月1日でGM職を退任し、今年3月末で退団した。
仙台大時代に米国独立リーグなどに単身参戦していた色川氏は、トラベリングチーム「アジアンブリーズ」のCEOや、アレックス・ラミレス氏(50)が監督を務める「ジャパンブリーズ」のGMを務めている。
アジアンブリーズでは24年3月、所属先が決まらなかったトレバー・バウアー投手(34=現DeNA)の電撃登板を実現させるなど、米国、中南米、アジアなど多岐にわたるパイプで人材の交流を活性化させ、そのアグレッシブな活動の唯一無二ぶりはNPB関係者間にも知られている。
茨城球団ではGMとして多くの外国人選手を獲得し、そのうちロッテのアンディ・マーティン外野手(24)など4人がNPBへ移籍。昨秋ドラフトで楽天に6位指名された陽柏翔内野手(20)など、4年間で7人がNPBドラフトに指名された。
今後は未定ながら、国内の独立リーグ球団やメジャー球団がその手腕を高く評価しているもようだ。