大谷翔平に「赤ちゃんの名前は何ですか?」近い将来、質問できる日を待ちわびるキッズ記者の兄弟
ドジャース大谷翔平投手(30)とムーキー・ベッツ内野手(31)のレプリカユニホームを着た“キッズ記者”に目を奪われた。4月24日(日本時間25日)、イリノイ州シカゴでド軍はカブスとの試合に向け、全体練習でフリー打撃を行っていた。カナダ・トロントから家族旅行で同地を訪れていたヒューゴー君(9歳)とメレディスちゃん(8歳)がマイクを持って、「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス内野手(33)に直撃インタビューをしていた。
「バッティングのコツを教えてください」
「ワールドシリーズで最も心に残った瞬間は」
「チーム内で最も仲がいい選手は?」
キケは打撃のコツの質問に思わず、「それはショウヘイに聞いたら一番いいかもしれないけど…」と、とまどいを見せることもあったが、キッズ記者たちの質問に身をかがめ、出来る限りの時間で懸命に対応する姿が印象的だった。
兄弟キッズ記者は、これまでマリナーズのJ・P・クロフォードやランディ・アロザレーナ、ブレーブスのオースティン・ライリーらの直撃インタビューにも成功したという。もっとも、ヒューゴー君のお気に入り選手は大谷で「世界でNO・1のベストプレーヤーだから」と目を輝かせる。いつか、直撃インタビューが実現する時のために、最近ではオンラインで日本語も勉強中だ。大谷は基本的に試合前のフリー打撃をフィールド上では行わないため、直撃する機会はなかったが、準備していた質問を日本語で披露してくれた。
「こんにちは」
「出産おめでとうございます。赤ちゃんの名前は何ですか?」
「奥さんと、赤ちゃんは、元気ですか?」
恥ずかしがりながら日本語を口にしたが、練習した成果を感じたのか、うれしそうな笑顔を見せていた。
今回、キケに行ったインタビューは今後、YouTube「Hugo and Meredith Baseball Chats」で配信される。兄弟の気持ちとして「同じ子どもたちの野球、特にMLBへの情熱を高めたい」との目的があるという。近い将来、憧れの大谷に質問できる日が来ることを、2人は待ちわびている。【MLB担当=斎藤庸裕】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「ノブ斎藤のfrom U.S.A」)