ロッテ対西武 9回裏1死満塁、サヨナラ適時打を放つ中村奨(撮影・水谷安孝)

<ロッテ2-1西武>◇22日◇ZOZOマリン

ロッテの選手会長が、熱戦に終止符を打った。1-1の延長10回1死満塁。7回の守備から途中出場していた中村奨吾内野手(32)は「前に飛べばいいかなと思って打席に入りました」と、西武平良の155キロ直球を中前へ運んだ。

プロ11年目で初のサヨナラ適時打で、今季初のサヨナラ勝ちをもたらした。大歓声に包まれながら一塁ベースを踏んだところでチームメートから水をかけられると、白い歯を見せた。「すごい水かけられるのかなと思ったら意外とみんなに遠慮されて…」。初めて水をかけられる側に立った感想を笑顔で振り返った。

押し出し四球でのサヨナラの経験はあるが、自らのバットでサヨナラ打にしたのは初めてだった。「今までことごとくつぶしてきた。今日は今日でいい結果になったのでよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。「出番がいろいろあるんですけど、出た時にしっかり結果を出せるようにと思ってやってます」と勝負強い打撃を見せていく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ロッテ】途中出場の中村奨吾、初のサヨナラ適時打「出た時に結果を出せるようにと思ってる」