巨人対中日 5回表中日無死、左越え本塁打を放ち喜ぶ中田(撮影・野上伸悟)

<巨人8-1中日>◇22日◇東京ドーム

巨人に完敗し、今季初の貯金1と3位浮上を逃した。連勝は3で止まった。

序盤から一方的な試合になったが、中田翔内野手が自らの36歳の誕生日を祝う2号ソロで一矢を報いた。

5点を追う5回、巨人井上の外角高め145キロを捉え、左中間スタンドへたたきこんだ。「1球で仕留められてよかった」。ベンチ前での樋口正修内野手(26)とのパフォーマンスについては「なんか樋口が決めたみたいで。みんなでやりましょうって。くそダサいけど、下の子たちがチームを盛り上げようということは僕にも伝わっている。すごくいいことだけど、めちゃくちゃやりたくなかった」と苦笑いだった。

バースデーソングのトランペットが演奏された第1打席は、古巣巨人ファンからも温かい拍手が送られた。「この年になってくればうれしいようなうれしくないような。でも、そういうのをしてもらえて、本当にありがたい」と感謝。その打席は捕飛に倒れたが、健在ぶりを見せつけた。

バースデーアーチは日本ハム時代の18年以来7年ぶり3本目。26歳の誕生日の15年には西武戦で3番大谷(現ドジャース)と2者連続アーチをかけた。ただこの日は今季チームワーストの8失点で大敗。「ホームランになったのはすごくうれしいが、この試合展開になってしまって」と悔やんだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】中田翔バースデー弾 樋口が決めたベンチ前でのパフォ「めちゃくちゃやりたくなかった」