ロッテ対西武 またも勝利に見放されうつろな表情の高橋(撮影・水谷安孝)

<西武-ロッテ>◇22日◇ZOZOマリン

西武高橋光成投手(28)は、またも白星をつかめなかった。

5回まで83球を投げて無失点。一時勝ち投手の権利を得たが、6回に追いつかれて590日ぶり勝利とはならなかった。

初回に味方が1点を先制。自身12イニングぶりの援護点をもらい、3者凡退の立ち上がりで好スタートを切った。左翼から一塁方向へ風速13メートルもの強風が吹く敵地マウンドの中。持ち味の縦スライダーを軸に、5回までフライアウトは7つとテンポ良く打ち取った。

だが6回2死から角中に遊撃内野安打、続くポランコには四球でピンチを拡大。2死一、二塁で代打寺地の打球は遊撃方向へ高くバウンドした。遊撃滝沢がチャージしてランニングスローも、一塁へ悪送球。駆け抜けた寺地はセーフとなり、同じく全力疾走していた三塁走者の角中が本塁へ生還。2死から同点とされたが、勝ち越しは許さなかった。

右腕は「球数は多くなってしまいましたが、最少失点で投げきれた点では試合をつくることができたと思います。風がかなり吹く中での投球でしたが、うまく適応しながら投げられました。やれることは100%できたと思いますし、状態はもっと上げられると感じています」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】高橋光成6回1失点、またも白星ならず「やれることは100%できたと思います」