一万円札の束(写真はイメージ)

日本プロ野球選手会は22日、同会に加入する支配下選手(725人、外国人選手は対象外)の今年の年俸調査結果を発表した。

総額355億5888万円は過去最高。平均年俸は前年比4・1%(192万円)増の4905万円、セ・リーグ5128万円、パ・リーグ4685万円といずれも過去最高となった。球団別では、巨人が2年ぶり1位となる7800万円。西武は3744万円で初の最下位。1位と12位の差は4056万円で前年より拡大した。

今年3月に発表された、オフの契約更改に関する「満足度アンケート」と照らし合わせると、1位のロッテは中央値で2位の2500万円、満足度2位の巨人は中央値が2800万円で1位、3年連続最下位の楽天は中央値が1600万円で11位だった。選手会の加藤論次長は「中央値が満足度に影響している。選手が査定内容を理解していれば球団との差異は少ない」と説明した。

シーズン前にチーム方針を伝えた上で、オフの契約更改を行うのが望ましい形とし、「選手が査定ポイント表を持ち帰り、前年と見比べて理解するのは当たり前のこと。各球団と話し合い、そういう環境にしていきたい」と話した。

現状で査定ポイント表を持ち帰れるのは2~3球団にとどまっている。選手が納得して契約できるよう査定の明確化など、各球団選手会とともに交渉を継続していく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 平均年俸、巨人が7800万円で首位 西武は3744万円で初の最下位 プロ野球年俸調査結果