レアル・ソシエダード久保建英(2024年撮影)

<スペインリーグ:ビリャレアル2-2Rソシエダード>◇20日◇第32節◇エスタディオ・デ・ラ・セラミカ

【バレンシア=高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(23)の所属するレアル・ソシエダードは敵地でビリャレアルと2-2で引き分けた。定位置の右サイドで2試合連続スタメンとなった久保は後半40分までプレーした。

先制を許し、追いついて後半に一時逆転するも同点とされた。後半は特に防戦一方で、相手のゴールが3度取り消しになるなど何とか勝ち点1を拾った形となった。

久保の試合後の主な一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

「いやー、地獄でしたね。正直に負けるゲームじゃなかったとかたまに言う時はありますけど、今回は引き分けに値しなかったと思うんで。相手の方が勝ちに値するゲームだったと思います。僕らの点はPKとオヤルサバル選手が頑張ってくれましたが、2点とも形が良いものではなかったです。試合を通してみても、結果は妥当じゃなかったんじゃないかなと思います」

-後半、3バックにして守備的に戦ったが?

「守備的になったにもかかわらず縦パスをスカスカ通されるし、クロスも決められるし、いいところなかったですね。中のところを閉めたいから3バックにしたはずなのに。あれでクロスを決められたら意味ないと思います。あそこは何としても守って欲しかったと思います、個人的には。3バックにするならあのよく取れた1点を守り切るべきだったと思います」

-チャンスを作った前半の自身のプレーについては?

「そもそも今日はあまりボールが来なくて。来れば相手にも悪いイメージなかったので、チャンスを作れたと思いますけど。やっぱりチームとして消極的になってしまったのがすべてかなと思います」

-前半28分に相手GKが弾いたボールはクロス?

「あれはクロスですね。思ったより中に入ってしまって。本当はもっと外に蹴りたかったんですけど。まあ、ああいうタイミングを外したボールをこれから取り入れていければと思います」

-監督から相手と1対1になったら勝負しろという指示を受けているか?

「最近はなんか、困ったら1対1で勝負させておけばいいみたいな感じになっているんで。それがいいのか悪いのか分からないですけれど。今、前半からチームとして、なんて言うんでしょうね、あまり結果とか出せていない選手がいる中で、あそこで僕のところでタメを作ったり、一人で完結させるというのは、僕自身はコンディションいいので、次の相手にもしっかりやっていきたいと思います」

-激しいマークを受けたことについて?

「あれくらいきてくれた方が楽しいです。やっぱり僕の個人的な意見としてはもっと自信を持ってみんなプレーしてほしいなあ、と思います」

-目標は欧州リーグ出場権獲得?

「どうなんでしょうね。欧州リーグの直接の相手に勝ち点を落としている時点で、僕らに欧州リーグに行きたいという資格があるのかは置いといて、気持ちとしてはみんな絶対に行きたいと思っているんで。あとはその気持ちに見合う内容のゲームが次からできればなと思います」

-終盤に向けた意気込みは

「本当だったら得点に絡みたいですけど、チーム状況的にそんなこと言ってられる余裕はないので。なんとか僕のプレーでチームの勝利に貢献するというところから謙虚に始めたいなと思っています」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 久保建英「あれはクロス」 激しいマーク「あれくらいきてくれた方が」ビリャレアル戦一問一答