【中日】井上監督、勝率5割復帰「始まったばかりだが気分的にそれが悪いはずがない」/一問一答
<中日2-0DeNA>◇20日◇バンテリンドーム
中日が3連勝で開幕4戦目、4月1日巨人戦以来の勝率5割とした。DeNAとの2連戦に連勝し今季7カード目で初めてカード勝ち越しとなった。2回に新外国人ジェイソン・ボスラー外野手(31)が右翼席へ来日初となる1号ソロを放ち先制。4回には2死一、二塁から木下拓哉捕手(33)の左前適時で1点を追加した。投げては先発松葉貴大投手(34)が、6回1/3、3安打無失点。最後はこの日も新守護神松山晋也投手(24)が締めて、チーム全8勝にかかわり8セーブ目をマークした。
井上一樹監督(53)の試合後の一問一答は以下の通り。
-松葉が7回途中無失点で3勝目
「勝利の儀式としてマウンドに集まって円陣組みますよね。音頭を松葉にとらせたんですけど、『僕は今絶好調です』と自分で公言するぐらい。見ていても確かにすごいスピードボールがあるわけでなく、いろんな球種を駆使しながらという形ですけども、松葉の投球っていうのはやはりこちらにも安心感を与えるので。3勝目もなんとなくうなずけるかなと思います」
-7回投手交代の場面では自ら声かけていた
「もうバテたかって話したんですけども、『いや全然バテテません』っていう話。でもお前の仕事はしっかりやったと。十分だと。なので今日清水、斎藤あのへんがすごく間も空いていましたしね」
-ボスラーに初本塁打
「もちろんジェイソン(ボスラー)も最初からどんどん飛ばして行くつもりだったんでしょうけども、脇腹をちょっとけがしてという形で出遅れた感はありましたけどね。でも彼はすごく本当に日本になじもうとして郷に入らば郷に従えという精神を持ちつつ、チームにすごく溶け込んでいますし。これからまだまだ長い戦いの中で第1歩を踏み出したというような。いいホームランだったかなと思います」
-3連勝で勝率5割復帰
「始まったばかりではありますけども、気分的にそれが悪いはずがないので」
-昨日とスタメンを入れ替えて今日は左を並べた
「こういう布陣がいいかなっていう形で決めたというだけの話です」
-ここまで8勝すべて2点差以内という接戦を制している
「それはもちろん3点、5点差をつけて勝ちたいって、それは思ってるけども、なかなか得点能力は少ないがゆえに最終的に1点向こうより点数が多ければ勝つわけですから。今そういった状況の中で、苦しい中でのピッチャがー頑張ってるっていうだけで。今それを耐えてやってるっていう選手たちは褒めたいと思います」
-松山が勝ってる試合に全部投げて全部セーブ
「例えば今日はもう松山疲れてるから投げさせんどこうかっていうような形で松山ステイっていうことは、ちょっと考えてませんし、彼もそれを望んでませんので。だから今日で8セーブってことは全部。それはいいのか悪いのかって言えば、あいつはすごく仕事してる感はあるでしょうけども、勝ってる試合は全部松山が投げてるって言っても過言でないっていう。これはだから、もうちょっとね、楽な展開で、マツ今日休めよっていうふうな形のものを作るのが近々の目標です」
-松山のすごさは
「いや、すごさというか、あいつはタフガイなんで。で、疲れてるんでちょっと投げれませんっていうことを絶対言わないっていうタイプですから、そこは。大したもんだなと思ってます」
-改めてボスラーの魅力を
「まあまあ、今日ホームラン打ったからってわけではないんですけども、もちろん長打もありますよって。ただ、僕が彼を取った理由のひとつとしては、あいつは意外にその選球眼がよくて、その三振の確率は低いのかなっていう。コンタクト率っていうか、バットに当てたら事が起きるよっていう場面でブルンブルンいかれても困るなっていうのが僕の中での一番のね、人材を求めるものだったんですけど、そこがちょっと候補の中ではね、ジェイソンがたけてんのかなっていう形での獲得の選手なんで、そこはまたもっと試合を積み重ねていけば、そういったところは見えてくると思います」