阪神対広島 初先発で初勝利を上げた阪神伊原はウイニングボールを手に笑顔を見せる(撮影・上山淳一)

<阪神8-1広島>◇20日◇甲子園

阪神のドラフト1位ルーキーの伊原陵人投手(24)がプロ初先発初勝利を飾った。

2回まではパーフェクト。3、4回は走者を背負ったが、粘りの投球で無失点。5回75球を投げ、4安打5奪三振で初白星を手に入れた。

3月30日広島戦(マツダスタジアム)でリリーフデビューし、これで開幕から7試合13回1/3連続無失点を継続。救援デビューしたドラフト最上位ルーキーがプロ初先発で白星。これは阪神球団史上初の快挙となった。

試合後のヒーローインタビューは以下の通り。

-初先発で初勝利、今の気持ちは?

「素直にうれしいでーす!」

-マウンドからの景色もすごかったと思うが、初めて立ったお立ち台からの景色はどうですか?

「本当にたくさんのファンの方に応援していただいて、気持ちよくマウンドで投げることができました。ありがとうございまーす!」

-ウイニングボールはいつもの白球より重みがあったり、感触はどうですか?

「いや、いつも通りです」

-このボールどうしますか?

「ずっと大学の監督さんに最初の勝利球は持ってこいと言われてたんで、親ではなく大学の監督さんに持っていきまーす」

-降板後のコメントには「ずっと緊張していました」とありましたが、そんな風には見えない

「いつも緊張してまーす」

-お立ち台でも緊張してますか?

「緊張してまーす」

-あまりそう見られないのでは?

「あんまり出さないようにはしています」

-5回を完璧な投球。無四球だったが、今日の投球の自己評価は?

「ボクのピッチングというよりは、(佐藤)輝さんが打ってくれたのが一番大きかったですし、(坂本)誠志郎さんのリードを信じて投げるだけだったので、ボクの勝ちというよりは、今日は輝さんの勝ちかなと思います」

-記念すべき1歩目

「ずっと勝ちたいという思いもありましたし、自分としてもそうですけど、チームとして負けが続いていたので、なんとか勝ちたいっていうのが一番あったので、チームに貢献できてよかったと思います」

-これからどんな投手に?

「とにかく負けない投手になりたいので、これからもたくさんのご声援をよろしくお願いしまーす」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】プロ初先発初勝利の伊原陵人 記念球は「親ではなく大学の監督さんに」/一問一答