佐々木朗希、逆転サヨナラ弾で初勝利が幻も「いつも助けてもらってる」救援陣へ感謝/一問一答
<レンジャーズ4-3ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇グローブライフフィールド
ドジャース佐々木朗希投手(23)が6回2失点と好投したが、メジャー初勝利は持ち越しとなった。
1回から2イニング連続の3者凡退。3回はヒガシオカに2ランを浴びたが、追加点を許さなかった。4回に味方打線がフレディ・フリーマン内野手(35)の2ランと、マックス・マンシー内野手(34)の適時二塁打で勝ち越すと、佐々木は安定した投球で6回を2安打3四球で2失点。最速は96・9マイル(約156キロ)で、4奪三振をマークした。
勝利投手目前の9回、5番手カービー・イエーツ投手(38)が逆転サヨナラ2ランを浴び、佐々木のメジャー初勝利は持ち越しとなった。
【佐々木の一問一答】
-球速があまり出ていなかったが振り返って
「全体的にコントロールだったり、ストレートも変化球も操れた部分はあったと思うので。今日はその分、球数も少なくイニングを稼げたと思いますし。球速自体は僕もちょっとびっくりしたんですけど。ただ、その中でも徐々に上げながら、初回はいろいろあって自分の中で(球速が)出なかった理由はわかるので、そこは修正して。それでも、もっともっと上げていかなきゃいけないんですけど、とりあえず今日は先発としての仕事はできたので良かったです」
-球速はどう上げたか
「球数を重ねたら解決しただけです」
-スライダーが多かったが
「ストレートとフォークが主体なんですけど、今日はどっちもコントロールは良かったんですけど。初球の真っすぐ、最初の方は結構強めに打たれたので、そこはごまかしながらっていう形になるんですけど。あとはシンプルに(スライダーの)コントロールがよかったので、カウントを作るのに頼ったってことです」
-スライダーの精度は一番良かったか
「曲がりも良かったですし、コントロールっていうか、カウントが悪い中でも自信持って投げられたので、今日に関しては。1つのと引き出しとしては考えてるんですけど、まっすぐとフォーク、もっともっといいボールを投げられたらなと思ってます」
-6イニングを投げられた
「もちろん僕は僕の課題があるんですけど、チームとしてはやっぱり先発としての仕事を果たしてほしいとしか思ってないと思うので。そこはそこで、難しいんですけど分けながら。理想はちゃんと僕のピッチングができて、イニングを投げられること思うんですけど。今は先発として仕事をしっかりした上で、少しずつですけど状態を上げていかなきゃいけないかなと思います」
-レンジャーズ打線を相手の投球
「いつもと違って、カウント的に、不利なカウントになっても自信を持って投げ込めましたし。そういった意味ではいつもとは違うメンタルというか、気持ちで攻めることができたので、そういった意味ではフォアボールもいくつか出したんですけど。その中でも、なんて言うんですかね、ただあげただけのフォアボールはなかったかなと思うので、そういった意味では今日は良かったですし。しっかりコース、もちろん守備に助けられたところもあるんですけど、テンポよく投げることができたかなと思います」
-7回もいけるという意識は
「もちろん体力的にはいけると思いましたし、ただチームの方針だったと思うので。メジャーリーグで求められてるものが、日本とは違うのはわかってますし。たくさん試合で投げることの方が大事だと思うので。そこはもちろん、7回もいけたらいいなと思うんですけど。1年間通して投げることが目標かなと思ってます」
-初勝利への意識は
「もちろん勝ちがつくことはうれしいですし、たくさんチームの勝ちに貢献できるようにと思ってるんですけど。もちろん、たくさんこれまでの登板でブルペンにも迷惑をかけてきたので、いつも助けてもらってる分、たくさんイニングを投げて、チーム全体で毎試合毎試合、勝ちを目指していけたらなと思ってます」
-投げるたびに良くなってきたのはイメージ通りか
「自分のパフォーマンスと、一選手としての仕事はまたちょっと今は別だと思うので。先発としての仕事を果たしてることはすごくうれしく思いますし。ただ、自分としてはもちろんパフォーマンスは納得できないので、そこはそこで、シーズン中難しいんですけど、どうにか解決できるように、上げていけるようにしたらいいなと思ってます」