西武対ソフトバンク 7回表ソフトバンク1死、中村晃の打球を処理する遊撃手滝沢(撮影・滝沢徹郎)

<西武1-0ソフトバンク>◇19日◇ベルーナドーム

西武の滝沢夏央内野手(21)が“ナツオたまらん”をやってのけた。

右大腿(だいたい)直筋損傷で登録抹消になった源田壮亮内野手(32)に代わって、この日はショートでスタメン出場。何度も軽快な動きを見せ、完封勝利の隅田も「同期の星です」とお立ち台でたたえるほどだった。

特に歓声が響いたのが7回、ソフトバンク山川のセンターに抜けそうな打球に懸命に追いつき、アクロバチックな動きでアウトにしたプレー。「三遊間に寄ってたので、まずは追いついて。良かったなと思います」と振り返った。

ずっと163・8センチだった球界最小兵の身長は、このオフに2ミリ伸びて、四捨五入しなくても164センチになった。「ゲンさん(=源田)なら普通のプレーなのかもしれないですけど、僕は僕なりのプレーを」と日々、技術を磨き、しっかりと大舞台で成果を出している。

打撃でも引っ張っての快音が少しずつ増えてきた。「毎日がアピールだと思っているので、活躍したい思いで必死に頑張っています」。ネット裏でその動きを見つめた渡辺久信前GM(59=日刊スポーツ客員評論家)は「ナツオ、ハッスルしてるね~」と盛り上がっていた。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】“ナツオたまらん”滝沢夏央がアクロバチックな守備で山川をアウト「ゲンさんなら普通」