ヤクルト対巨人 ヤクルト先発の山野(撮影・小沢裕)

<ヤクルト-巨人>◇19日◇神宮

チーム3年ぶりとなる「8番投手」で先発出場したヤクルト山野太一投手(26)が走攻守で魅せた。初回にいきなり2死一、三塁のピンチを招くも、12球粘った甲斐を120キロのカーブで空振り三振に仕留めた。

勢いに乗った山野は、2回の攻撃で、2死三塁から巨人石川のチェンジアップをうまく右中間へ運んだ。全力疾走で二塁へスライディング。プロ初長打となる追加点の適時二塁打となった。

投げては最速150キロの直球に、カーブ、スライダー、フォークなど5種類の多彩な変化球を織り交ぜて、巨人打線を中盤まで抑え込んだ。

18日までチームは4連敗中。「自分自身もまだ勝ち星がないので、自分も勝利して、チームも勝てるようにしたい」と連敗ストッパーに名乗り出ていた山野が、攻撃でも奮闘した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】3年ぶり「8番投手」山野太一が走攻守で魅せた 適時二塁打&巨人中盤まで抑える