ヤクルト対巨人 巨人の先発石川(撮影・たえ見朱実)

<ヤクルト-巨人>◇19日◇神宮

今季4度目の先発となった巨人石川達也投手だったが、4回での降板となった。ヤクルト戦で79球を投げ、被安打5で2失点。27歳となってからの初登板は「先発の役目を果たせず悔しいです」と粘りきれなかった。

3月30日の開幕3戦目(東京ドーム)でプロ初勝利を挙げて以来のヤクルト戦。今季はここまで3試合で被打率2割5分9厘と苦戦する右打者7人を並べられると、2回に捕まった。先頭のオスナに直球を強打されて左中間スタンドへ。「簡単にホームラン入る。しっかり低めにゴロ打たせられるようなピッチングもできればいい」と臨んだが、16イニング目での今季初被弾を喫した。

さらに2死三塁から山野に痛恨の適時二塁打で追加点を許した。ローテーションの組み替えで、中5日でのマウンド。回復優先で調整を進め、前日練習後には「昨日より今日の方が全然いいですね。明日になったらまた変わってくれてるかな」と手応えも感じていた。

チームは20日に先発予定だったグリフィンがコンディション不良のため、登板を回避。中継ぎ陣を並べるブルペンデーとなるため、先発として1回でも多く投げたかった。ここまで3試合連続で5回を投げきり、自責点は0、1、1。「次は6回までしっかり投げられれば」と見据えてもいた。4回1死三塁では並木のスクイズを巧みなグラブトスで本塁生還を阻止した。【阿部健吾】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】石川達也「先発の役目を果たせず悔しい」右打者7人並べた相手に4回2失点で降板