【中日】井上監督、今季1号の中田翔に「腐らずやってくれているのが大きい。腐らせないけどね」
<中日3-2DeNA>◇19日◇バンテリンドーム
中日が1点差で逃げ切り連勝で借金1、単独4位に浮上した。9回に守護神松山晋也投手(24)が1死三塁のピンチを背負うも山本、筒香を連続空振り三振に仕留めた。松山はチームの今季7勝にすべてセーブを記録しリーグトップとなる7セーブ目。
先発の高橋宏斗投手(22)は登板4試合目で今季初勝利。7回を投げて83球、4安打1失点(自責0)の好投だった。6回には中田翔内野手(35)が左翼席ポール際に1号ソロを放った。
試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。
-最後はひやひや
「はい、しましたね(笑い)。もちろん松山が何とか粘ってくれ、というか、頑張ってくれというような気持ちで、毎日手に汗を握っていますけれど、きょうもたっぷり握らせてもらいました」
-エースの高橋宏に初勝利
「まだ高橋宏もいい状態というよりも、昨年、無双という時よりはちょっとまだほど遠いかもしれないけれど、彼は彼でもがき苦しんででいた中で、一番の薬として勝利投手、これはすごくほしかったでしょうし、こちら側も早く宏斗に勝ち投手を与えたいという気持ちの中で、まず彼が開幕投手としてエースとしてスタートした宏斗が1勝したことはすごくチームにとっても大きい」
-7回を終えて83球。
「もちろん宏斗は行く気満々だったかもしれないが、こちらの判断で」
-打線はDeNA先発ケイから初回に2得点。
「策というか、これはスターティングメンバーの選手、岡林がパーンと突破口を開いてくれた、山本はきっちり送ってくれた、そして何かしでかすブライトがくしゃっとバットを折りながらも内野安打、あれも大きかったですし、その後に4番の細川、カリステも、そんなにチャンスはないよという投手から2点を取ってくれたのはすごくいい初回だったと思います」
-6回の中田の1発もいいタイミング。
「大きかったですね。バンテリンドームでなかなかホームランが出ていないというのは重々、私たちも知っていましたし、土曜日で満タンのお客さんが見に来ている中で、盛り上げてくれるという意味で、いい試合をする、勝つために打つ、そういったものをすべてを含めての中田翔の1発は大きかったと思います」
-2日空いた中で連勝っていう形ができた
「だから、あんまり連勝という意識はないんだよね」
-バンテリンで今季初ホームランとなる中田の1発
「今季1号でしょ。中田翔の。やっぱり中田翔の立場として、ずっと出さしているわけでもなく、俺の中でね。でも、やっぱりそこで出たり休んだり、休んだり出たりっていう中でああいうような結果を出してくれるっていうのは、本当にある意味ベテランの翔がね、腐らずに今やってくれてるっていうのがすごく大きいです…。いや、腐らせないよ。うん、付け加えとくけど、腐らせないけどね。腐ることがないようにちゃんとするけどね。もうちゃんと日光浴させて、水を与えてやりますから。そこは。お願いします」