レンジャーズ対ドジャース レンジャーズ戦に先発し、7回を5安打無失点に抑え、ロバーツ監督(左)にハグで迎えられる山本(撮影・菅敏)

<レンジャーズ0-3ドジャース>◇18日(日本時間19日)◇グローブライフフィールド

ドジャース山本由伸投手(26)が日米最強右腕対決を制し、3勝目を手にした。

レンジャーズの先発は、18年から2年連続でサイ・ヤング賞を獲得した右腕ジェイコブ・デグロム投手(36)。1回にトミー・エドマン内野手(28)の先頭打者アーチで援護を受けると、2回までに5三振を奪う好スタートを切った。3回に2死二、三塁のピンチを切り抜けると、その後はレンジャーズ打線を寄せ付けず、1点のリードを7回まで守り切った。7回を102球、5安打無四球10奪三振の快投だった。

試合前時点で1・23の防御率は0・93まで下がり、ナ・リーグ1位になった。18イニング連続無失点を記録している。

【山本由伸の一問一答】

-素晴らしい投球の要因は

前回の登板(11日カブス戦、6回無失点)から調子よく来ていたので、しっかり頭の中を整理してマウンドに上がれましたし。また新しいゲームということで、初回から思い切っていこうと思ってマウンドに上がれたので、よかったかなと思います。

-7イニング投げられたことに対して

7イニングを投げ切れたっていうのは、すごく良かったなと自分も思いますし。前回もその前も、いい感覚では投げられてましたけど。少しボール先行する場面だったり、もう少し改善したいなと思ってる部分があったので、そこが前回より良かったかなと思います。

-デグロムのような好投手と投げ合うことは

素晴らしい投手と投げ合えるっていうのは、すごく自分自身うれしく思いますし。より気を引き締めて、1つのミスもしないように心がけて投げていきたいです。

-スプリットが多かったが

特に増やしたわけではないですけど、バッターに合ったように、その場面場面で、多少違いは出てくるかなと思います。

-配球に関しては今季一番良かったか

すごく良かったと思います。どんどんどんどん、自分のピッチングが、力が発揮できてるというか。いろんな球種を使ってピッチングをするという自分のスタイルを、しっかり発揮できているかなと思います。

-メジャー2年目ということで打者への配球は去年より理解している

配球の面は基本、ピッチングコーチだったり、キャッチャーに大体は、ほとんど任せてるので。自分がうまくやっているわけではないですけど、どのボールもコントロールできているので。そういった良い配球につながってるかなと思います。

-今日はどんなイメージで

やっぱりいいバッターがいるので、ランナーをとにかくためないことと、注意してるバッターの前にランナーをためないように。とにかく1人1人に集中して投げていけたと思います。

-ロバーツ監督が現状ナショナルリーグ1番のピッチャーだと

評価していただけるのはすごくうれしいですし、監督もコーチからもすごく褒めていただいてるので。すごくやりがいを感じますし、もっともっといいピッチングを目指してやっていけたらなと思ってます。

-4回2死、首を2回振ってプレート外して球種を選択。何か感じることか

ビビっとくるほどでもないですけど、投げたい球種があったのかなと思います。

-無四球で10奪三振

すごくコントロールできていたと思いますし、ボールが続いても落ち着いてストライクゾーンに投げていけましたし。四球がないっていうのはすごく良かったなと思います。

-デグロム相手ということもあって、最少失点に抑えたい気持ちがより強くなったか

試合展開的にも、1-0でずっといっていたので、少しのミスが、やっぱりすぐ逆転につながるので。そうならないように毎イニングしっかり気を引き締めて、マウンドに上がりました。

-大谷が父親リストに

いつもね、大谷さんがチームを引っ張ってくれてるので。こういう時はみんなで少しずつ、大谷さんの代わり、穴埋めというか、みんなでカバーして戦えたので、すごくいい試合だったなと思います。

-デグロム相手に先に点を与えたくなかったか

いやもう、先頭打者ホームランだったので。リードした状態から始まったので、とにかく自分のピッチングに集中して投げていきました。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 山本由伸「こういう時はみんなで…」7回0封10Kで3勝目 大谷翔平が父親リスト入りで欠場