【FC大阪】大激戦制し首位キープ 劇的連続弾の西村真祈「当ててでも入れる意識がつながった」
<明治安田J3:FC大阪4-3群馬>◇18日◇第12節◇紀三井寺
J3のFC大阪がザスパ群馬を劇的勝利で下し、首位を堅持した。
前半9分と同アディショナルタイムにクロスから失点し、0-2で折り返す苦しい展開。それでも今季勝負強さを発揮してきたFC大阪が、途中出場選手の活躍で試合をひっくり返した。
後半20分、右サイドMF堤奏一郎(23)の右クロスからMF木匠貴大(32)がヘディングで合わせて同点。同27分にはFW島田拓海(28)が決めて追い付いた。同アディショナルタイムに群馬に再び勝ち越され、これで決着したかと思われたが、試合はここから動いた。
リードされた1分後、FW西村真祈(まさき、23)がゴール左から左足で蹴り込んで追い付くと、その1分後には堤が右サイドから入れたストレートボールを西村が頭で合わせて劇的勝ち越し弾。最後は関西大の同期コンビで値千金のゴールを決めてみせた。
2ゴールで勝利の立役者となった西村は「頭が回っていない」と苦笑いしながらもインタビューに対応。「同点、逆転と(ゴールを)決められて本当に良かった。(足を)振って、相手に当ててでも入れる意識がゴールにつながった」と結果に喜んだ。大学同期からの決勝点アシストには「入った瞬間、飛んでくるのがわかった。一緒にやっている時間が長いので、ここで待っていれば来るというのがわかった。それがゴールに結びついた」と話した。