【浦和】3連勝へ3戦同じ先発11人の可能性高まる スコルジャ監督「継続性を持っていきたい」
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が18日、次節横浜F・マリノス戦に向けたオンライン会見で、2連勝中のメンバーを継続起用したい考えを示した。
13日のアウェー町田戦(2-0)、16日のホーム京都戦(2-1)と同じ先発メンバーで戦い、1トップ起用されたMF松尾佑介が2試合連続ゴールを奪えば、トップ下の渡辺凌磨も町田戦でアシスト、京都戦で決勝点と結果を残している。2人の連動性の高い動きがチーム全体の攻撃に向かう姿勢を促し、好結果となっている。
スコルジャ監督は「チームがバランス良くゲームをコントロールできている。DFラインとボランチの連係がうまくいっている。そこが安定するとチームが寄り攻撃的になる」と現状を説明。
そして1週間で3戦目となる横浜戦に向けて「3連戦の最後になるだけに、同じ11人でスタートできないかもしれない。ただ今の流れを断ち切りたくない。継続性を持っていきたい」と方向性を示した。フィジカル的な問題があるため断言はできないところだが、状態が許すなら再び同じ11人で先発メンバーを組むことになりそうだ。
スコルジャ監督から見ても、ここ2年でJリーグはよりフィジカル的な強度が求められる状況だという。浦和もスプリント回数が増えており、指揮官からはスプリントするタイミング、その判断を速くするよう伝えている。それもあってペナルティーエリアへ入って行く回数、人数は増えており、ファイナルサードの崩しにテーマを置いたトレーニングが奏功。結果的に枠内シュート数の確率が高まる好循環が起きている。
3連勝が懸かる相手は横浜。相手は6試合勝ち星がなく、チーム全体に迷いが見えている。ただブラジル人アタッカーら個人能力の高い選手がそろっているだけに、難しい試合になりそうだ。それだけに勝負のポイントを問われると「相手はビルドアップを得意としている。そこにいかにハイプレスをかけられるか、興味を持っている」。
首位福岡から9位の浦和までは勝ち点3という団子状態。次節の結果次第では、浦和が首位に立つ可能性もある。目の前にぶら下がったニンジンに発奮しないわけがない。「今は我々がやるべきことに集中して3連勝を目指したい」と誓った。