喜ぶアーセナルのアルテタ監督(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Rマドリード1-2アーセナル>◇16日(日本時間17日)◇準々決勝第2戦◇サンティアゴ・ベルナベウ

【マドリード=高橋智行通信員】初優勝を狙うアーセナル(イングランド)が王者レアル・マドリード(スペイン)を2戦合計5-1で退け、2008-09年以来となる16シーズンぶりの4強進出を果たした。

新たな歴史を作ったミケル・アルテタ監督(43)は試合後、会見でRマドリードを下した喜びを語った。また、マンチェスター・シティーでのコーチ時代に師事した「ペップ」こと、グアルディオラ監督とのやり取りについても明かした。

一問一答は次の通り。

-Rマドリードを上回ったことについて

「ある瞬間はそうだったが、私がここに来るのは初めてで、なぜあのようなことが起こり得るのかを実感したよ。彼らにはカオスを作り出す力がある。しかし我々は経験が足りないにもかかわらず、何とかそこから抜け出すことができた。そのような瞬間が起こったら、それを見極めなければならないし、我々にはそれを止める術があった。その瞬間を楽しんだし、準決勝に進出したければ、その瞬間を乗り越えなければならないことは分かっていた」

-サカのPK失敗について

「選手は自分がベストだと思うことを決断する。彼にはその勇気があったが失敗した。私は感情的な面が心配だった。なぜなら試合が大きく変わっていたかもしれないし、我々にとって良くない何かが生まれていたからね」

-恩師であるマンチェスター・シティーのグアルディオラ監督について

「今朝、彼に電話したよ。私がここにいるのは主に彼のおかげだと思う。彼は私に、監督としても選手としてもインスピレーションを与えてくれた。彼と素晴らしい4年間を過ごしたし、彼がいなかったら私はここに座っていなかっただろう」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】アルテタ監督、恩師ペップに電話「彼がいなかったら私はここに座っていなかった」