ブルージェイズ戦で力投するブレーブスのスペンサー・ストライダー(ロイター)

<ブルージェイズ3-1ブレーブス>◇16日(日本時間17日)◇ロジャーズセンター

昨年4月にトミー・ジョン手術を受けたブレーブスの先発右腕スペンサー・ストライダー(26)が、敵地ブルージェイズ戦で約1年ぶりに復帰。5回0/3を投げ5安打2失点、1四球5三振で黒星を喫したが、奪三振能力の高さは顕在だった。

23年に最多勝と最多奪三振のタイトルに輝いた右腕は初回、1番ビシェットを3球三振に仕留め、続くゲレロはカウント1-2からスライダーで空振り三振。5回に8番バーガーから奪ったこの日5個目の三振で通算500三振に到達した。球団によると、334イニングでの到達は、全登板の半分以上を先発が占める投手としてはメジャー史上最速。2位はブルワーズのフレディ・ペラルタの372回、3位はドジャース大谷翔平の388回2/3となっている。

ストライダーは3回にゲレロに適時打を浴びて先制され、6回に同じく先頭ゲレロに1号ソロを許し、次打者に四球を与えて降板。97球中ストライク58球で、最速97.9マイル(約157.6キロ)の力投だったが、打線の援護がなく敗れた。チームは5勝13敗と地区最下位に沈んでいるだけに「私の仕事は復帰することではない。チームを助けるためにここにいる」と強調した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ブレーブスの右腕ストライダーが復帰、黒星を喫するも最速334イニングで500K到達