ドリブルするラッシュフォード(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):アストンビラ3-2パリSG>◇15日(日本時間16日)◇準々決勝第2戦◇バーミンガム

アストンビラ(イングランド)の猛攻はあと一歩届かなかった。

パリ・サンジェルマン(フランス)戦で輝きを見せ、チームの反撃の急先鋒役となったのがイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)だった。

今冬には出番がなかったマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で加入すると、水を得た魚のように躍動している。この日も1トップに入ると、後半12分には左からのカットインで強烈な右足シュート。完璧な一撃。ドンナルンマの超ビッグセーブに阻まれたが、これで得たCKから今度は右サイドからドリブルを仕掛け、股抜きに始まり狭いニアサイドで2人目も抜く妙技。そしてマイナスクロスでDFコサの勝ち越し点を演出した。

BBCによると、ラッシュドードはペナルティーエリア内で12回のボールタッチ数があり、4度の決定機演出、9本のクロスとどれも最多。データ上でも「危険な選手」だったことが浮き上がった。まさにアストンビラではマンオブザマッチ的な活躍だった。

それだけに後半31分に途中交代でベンチに下がったことが、イギリス国内でも話題になっている。

元アストンビラDFのステファン・ワーノック氏はBBCラジオ5で「エメリが何を思って代えたのか分からない。彼が下がってからチームのテンポは確実に下がった。ゴールが必要なのにストライカーを下げるなんて」とエメリ監督の采配に疑問符を付けた。ほかの識者からの同様の意見が挙がっている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】アストンビラ敗因はラッシュフォードの交代か?識者ら「エメリは何を思ったのか」