【欧州CL】「奇跡を夢見ることができた」ドルトムント、ギラシがハット達成も及ばず
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):ドルトムント3-1バルセロナ>◇15日(日本時間16日)◇準々決勝第2戦◇ドルトムント
昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)はホームでバルセロナ(スペイン)に3-1で勝ったが、2戦合計3-5で敗退した。
それでも、ホームでバルセロナの公式戦無敗を24試合でストップ。コバチ監督は「第1戦(0-4)とは全く違った。より勇気を持ってプレーした。敗退したのは残念ですが、バルセロナに2025年の初黒星をつけたことは大きな意味を持つ。誇りに思う」と語った。
奇跡の可能性を感じさせた。CLで過去1度しかない4点差逆転突破へ、ドルトムントは序盤からホームの大声援を受けて攻勢を強めた。
ギニア代表FWギラシ(29)がハットトリックを達成。前半11分にPKを右足でど真ん中に決めて先制すると、後半4分にもCKから頭で押し込んで加点。同31分も相手のクリアボールを拾って左足で蹴り込んだ。今大会12ゴールで得点ランキング単独トップに浮上した。
準決勝進出はならなかったが、コバチ監督は「バルセロナ相手に3ゴールを決めたのは素晴らしい。彼(ギラシ)は私たちの生命線」とエースの奮闘をたたえた。クラブ公式サイトも「奇跡を夢見ることができた」とリポート。本拠地のサポーターの大きな拍手を受け、昨季準優勝のチームは胸を張って大会を去った。