宮本慎也氏、巨人戸郷翔征に「中10日とかの問題ではない」ロッテ吉井監督との重要議論も明かす
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、15日までに自身のYouTubeチャンネル「解体慎書」で、2軍調整中の巨人戸郷翔征投手(25)を分析した。
戸郷は開幕から不調。11日の広島戦(マツダスタジアム)では、4回途中で自己ワーストの10失点を喫し、試合後には2軍調整を告げられた。宮本氏は「戸郷の状態がすごい悪い。ちょっと投げる位置が上がっているような気がする。単純に言うと、力が入ってない場所で投げている感じがする。力を入れていたら150キロ出ていたのが、いまほとんど出ないんですよ」と分析した。
つづけて原因も考察。「この間、解説に行った時に(ロッテの)吉井監督にも話を聞いたんですけど」とした上で、「うまくいけば、1ランク2ランク上がるけど、合ってなかった時に悪くなることはあるっていう。現状維持が良いかって言ったらそうでもないけど、そこがうまくいかなかったのかな」と理論派で知られる吉井監督の議論を明かした。
さらに宮本氏は、戸郷がドジャース大谷翔平投手(30)やテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)に本塁打を打たれた3月15日のドジャース戦(東京ドーム)にも言及。「去年はアメリカでもできそうかもなと思ってたけど、でも『これじゃちょっとしんどいな』と。まっすぐの強さが去年よりないかな」と所感を語った。最後に「できたら1カ月くらいで本調子にしてほしい。中10日とかの問題ではないと僕は思う。優勝するには戸郷の力が絶対必要」と締めくくった。