練習中に笑顔を見せるモイネロ(撮影・只松憲)

さぁ貯金ウイークだ。ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)が14日、チーム6連勝を誓った。15日の楽天戦(みずほペイペイドーム)に先発予定。今季は2試合ともビジター登板で2勝0敗、防御率0・75と抜群の安定感を誇っている。初の本拠地登板で無傷の3連勝へ。勝率5割に到達したチームを盤石な「火曜日の男」がさらに勢いづかせる。

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6日の西武戦からつないできた連勝バトンを、モイネロが自信満々に受け取った。「今はチームが勝っている状況が続いている。これが続くように頑張りたいね」。昨季の最優秀防御率左腕は頼もしく6連勝を宣言。勝率5割で、有言実行なら今季初の貯金生活に突入する。「まずは楽しみたい」とノリノリで前日調整を終えた。

今季パ・リーグは開幕から「外弁慶」が続く。6球団ともホーム成績は借金。ソフトバンクも本拠開幕5連敗など通算1勝5敗と苦戦中だ。モイネロはみずほペイペイドームで今季初登板。「自分の音楽がかかったりとか、そういう意味ではモチベーションが上がったりするよ。ホームのファンのみなさんの前で勝てるようにしたいね」。昨季3連勝スタートを切った本拠地で、福岡特有の「勝利の花火」をファンに届ける。

大黒柱として信頼を寄せる倉野投手コーチはモイネロの確かな成長を語る。「1球1球の質が上がっている。ストレート、カーブ、チェンジアップ、スライダー、全ての球種で質が上がっている」。先発転向1年目だった昨季は手探りながら最優秀防御率のタイトルを獲得。ルーティンを確立したモイネロはもっと驚異的になっているというわけだ。ここまでビジター登板で2勝0敗、防御率0・75。順風満帆なスタートで「全てがうまくいくわけではないんだけど、おかしくなった時にあえてその状況を楽しめるんだ。難しいことを解決するのが楽しいね」と好調の要因を語った。

1日の敵地日本ハム戦で25年小久保ホークス初勝利に導いたのはモイネロ。さらに8日の敵地オリックス戦で最下位脱出に導いたのもモイネロだ。リーグ連覇を目指す王者には盤石な「火曜日の男」がいる。【只松憲】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】モイネロで貯金ウィークだ!「続くように」今季初6連勝へ15日楽天戦に先発