「慶応のプリンス」復活 元横浜監督の山下大輔氏が母校のユニホーム姿で始球式

立大対慶大　始球式を務めた慶大OBの山下大輔氏（撮影・柴田隆二）

＜東京6大学野球：慶大－立大＞◇第1週2日◇14日◇神宮

「慶応のプリンス」が復活した。OBで元横浜（現DeNA）監督の山下大輔氏（73）が、立大－慶大2回戦前に始球式に登場した。「非常に緊張しました」と語る中で注目の1球は、見事ノーバウンドで収まり大役を全うした。「届いたということでは100点をあげたいけど、ちょっとボールに外れたので95点ぐらいにしておきます」とうれしそうに振り返った。

母校から「ユニホームからスパイクまで全部用意してくれて」と約50年ぶりにユニホームの袖を通した。華麗な守備でファンを沸かせ、プリンスの異名を誇った学生時代に思いをはせ、後輩たちへ「ここ数年を見ていますと、非常に強いと感じている。自分たちのように3連覇、そこに追いつき追い越せの気持ちでやってもらいたい」とエールを送った。