広島対巨人 巨人先発の戸郷(撮影・上田博志)

<広島12-3巨人>◇11日◇マツダスタジアム

今季3度目の先発となった巨人戸郷翔征投手(25)が自己ワーストの投球で2連敗(0勝2敗)を喫し、チームは3連戦の初戦を落とした。4回途中10安打10失点。これまでのワーストは6失点で過去6度あり、直近は24年8月1日阪神戦(甲子園)だった。試合後には阿部監督から2軍での調整を告げられた。苦境の中にも前向きな要素も見つめ、再調整を試みる。試合後の一問一答は以下の通り。

-結果を受けて

監督に呼ばれてファームも告げられました。3試合良くなかったんで、もちろんファームというのはわかってましたし、直すところっていうのは明確だし。でも、今日のピッチングの出力的にはね、監督も「すごいよかったよ」と言ってくれたんで。「いいものもあるけどね、もうこんだけ点取られても、示しもつかないし」という話で。頑張ってまた戻っていきたいなと思います。

-広島打線について

2ストライクからいい具合の変化球を見られたり。いいものもありましたけど、初回良かったんでね、どんな感じになるだろうと思いましたけど。うまくいい思考にならなかったり、そういうのが多かった。また見つめ直して、強くなって帰ってきたいなと思います。

-ファームでどのような修正を

もう体はすごい元気なんで。癖の部分だったり。何が悪くなってるかわからないですけど、もちろん結果を残しつつね、これだけチームに迷惑かけたんで。金曜日の選手がね、こういうピッチングだと。なんとか他のピッチャー頑張ってくれてるんで、あまり大きく目立たないですけど。やっぱり柱となるピッチャーがこういうピッチングだと、いい影響は流れないと思う。そこを見つめ直してやっていけたらなと思います。

-技術的な部分なのか、考え方的な部分なのか

いや、もう考え方もありますし。もちろん技術の、それがダメだった時の対応だったり、そういうところっていうのが少なかったと思うんで。今まではできてたことができなくなったりしてたんで。でも今日すごい出力的には良かったんで。腕の振りも良かったじゃないかなと自分でも思いますし。結果を出さないといけない世界なんで、見つめ直して、また帰ってきたいなと思います。

-課題としていた真っすぐは

すごい良かったんじゃないですかね。あとは変化球の精度だったり、駆け引きだったり、必要な部分もたくさんありますし。そういうところが良くなれば、もっといいものが出せるんじゃないかなと思います。抹消して10日間しっかり自分と向き合ってやっていけたらなと思います。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】自己ワースト10失点の戸郷翔征は2軍調整へ「強くなって帰ってくる」/一問一答