「千葉ロッテマリーンズファーム本拠地(仮称)移転に関する基本協定書」締結式で示された球場のイメージ図(撮影・星夏穂)

ロッテは10日、千葉・君津市役所で千葉県君津市と「千葉ロッテマリーンズファーム本拠地(仮称)移転に関する基本協定書」締結式を行った。

君津市からは石井宏子市長、中村文明統括参事が出席。ロッテからは高坂俊介球団社長、豊田耕太郎執行役員が出席した。

ロッテ高坂球団社長は、観客席に2000~3000人の集客を見込む考えを示した。

「イースタンリーグ、ウエスタンリーグも含めて試合を行う際の平均的な来場数というのは1軍とはだいぶ違いまして、1000名ですとか、多い試合でも2000名、3000名というような規模になってます。現状のロッテの浦和球場というのは、いわゆる観客席がない中で、お客様には少しグラウンドの横で見ていただく、その中で言うと300名ぐらい。できれば2000名ないし3000名の方が入られるような場所というのは作っていく必要があるのかなという風には考えております」と方針を語った。

君津市の中村統括参事は球場の場所について「JR君津駅より南に約1キロ程度、小糸川を渡った少し先になりまして、貞元という場所。面積は約14・8ヘクタールほどで、14万8000平米になります」と説明。

整備内容についてはナイター照明付きの観客席付きの野球場、観客席のない野球場2面、屋内練習場、クラブハウス、寮、その他にブルペン、バッティングケージなど充実した施設になる予定になっている。

2030年のシーズン開始時までに開業することを目標とし、運用期間は使用開始から30年。期間に関しては、双方協議の上、変更が可能となっている。

ロッテは現在のさいたま市から移転するファーム本拠地の公募を24年2月16日から行い、同年3月末までに31自治体より応募があった。同年8月末までに各自治体からの提案を基に、意見交換会やプレゼンテーションを重ね、4自治体と協議を継続。その後、熟慮を重ねた結果、移転先候補を君津市と決定した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ロッテ】君津市のファーム新球場は最大3000人収容へ ロッテ浦和球場は観客席なく300人