キャッチボールをする才木(撮影・上田博志)

ホーム初白星へ、阪神才木浩人投手(26)が快投を誓った。甲子園開幕戦となる、8日ヤクルト戦に先発予定。チーム今季初となる本拠地での一戦で、勝利を挙げたい理由があった。

「先週、チームはホーム(京セラドーム大阪)で勝っていないですから。球児さんに早くホーム戦の初勝利をあげられるように頑張りたいなと思います」

今季初登板となった前回1日DeNA戦(京セラドーム大阪)は5回2/3 7安打4失点で黒星。ホーム開幕戦を託されながらも、勝利に導くことができなかった。同3連戦は1分2敗に終わり、ホームゲームは未勝利のまま。前回登板から修正も重ねた1週間。リベンジの快投で、藤川監督に白星を届ける。

「前回、真っすぐの感じは悪くなかった。変化球の決めどころというか、抜け具合があまり良くなかったから。ブルペンでしっかりその辺は意識して投げたので。問題ないと思います」

才木自身、甲子園との相性は抜群だ。昨季は球場別で断トツの11試合に登板しながら、6勝0敗、防御率2・01。リーグ優勝を決めた23年の9月14日巨人戦から、負けなしの7連勝中だ。ヤクルト3連戦のチケットはすでに完売。大歓声が予想される聖地の後押しを、力に変える。

対するヤクルト打線は昨季7試合対戦して3勝1敗。対戦を重ねて特徴も頭に入っている中、警戒するべきはやはり中軸の助っ人陣だ。「オスナ、サンタナをしっかり抑えられるように。どんどん思い切って攻めていければ」。注意を払いつつ、攻めの投球を心がけて臨む。

チームは前カードの巨人戦で3連勝。首位に立ち、勢いそのままに甲子園に戻ってきた。「週頭なので、しっかり勝って勢いに乗せられるように」。この日は投手指名練習に参加し、入念に調整。火曜日の男が、流れを加速させる。【波部俊之介】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】才木浩人が指揮官へホーム初白星誓う「球児さんに早くあげられるように」甲子園開幕戦へ