久保建英(2025年3月20日撮影)

<スペインリーグ:ラスパルマス1-3Rソシエダード>◇6日◇第30節◇グラン・カナリア

日本代表MF久保建英(23)の所属するレアル・ソシエダードは敵地でラスパルマスを3-1で破り、2連勝で8位に浮上した。久保は後半18分から途中出場し、3点目を演出した。

前半5分、エースFWオヤルサバルが味方のシュートのこぼれ球を詰めて先制。公式戦3戦連発で先手を取った。

後半11分に素早い攻撃から最後はDFセルヒオ・ゴメスが押し込んで加点した。同15分に1点返されるも、同23分に久保とのパス交換からゴール前に進入したDFアランブルが決めてリードを広げた。

延長戦までもつれた1日の国王杯準決勝第2戦レアル・マドリード戦で延長前半まで出場した久保は、ベンチスタートとなった。後半18分から右サイドで出場すると、同22分に得意のカットインから味方の決定機を演出。直後の23分にスローインからポストプレーでアランブルの得点をお膳立てした。

同34分にも右サイドを抜け出して中央に冷静なパスを供給して絶好機を生み出した。終盤にはゴールネットを揺らした。味方が倒されたFKのクイックリスタートで、素早く最終ラインの裏に抜け出すと、相手をかわして右足でゴール。試合を決定づけたかと思われたが、VARの結果、オフサイドの判定で幻の得点となった。後半追加タイムにもカウンターからドリブルで独走し、FWオスカルソンにパス。わずかにそれてゴールとはならなかったが、少ない出場時間で何度も決定機を生み出し、違いを見せつけた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 久保建英、途中出場で3点目演出 終盤には幻のゴールも R・ソシエダードの敵地勝利に貢献