日本ハム対オリックス 8回裏日本ハム2死、中前打を放つ水野(撮影・黒川智章)

<日本ハム1-11オリックス>◇5日◇エスコンフィールド

日本ハム水野達稀内野手(24)が開幕18打席目で初安打を放った。

「9番・遊撃」で今季6度目のスタメン出場。8回2死、カウント2-1からオリックス先発九里のフォークを起用に右前に運んだ。前打席まで17打席で、2日ソフトバンク戦の四球での1出塁だけだった。ようやく“開幕”し「焦りがなかったと言ったらうそになる。ホッとしました」と安堵(あんど)した。

いい当たりもあったが「(ソフトバンク戦で)山川さんに取られたり、柳田さんに取られたり。勘弁してくれよと思っていました」。苦しい時間が続く中、仲間の支えが力になった。「みんなから『飛んでいるところが悪い』とか、いい言葉をかけてもらって。自分にも、そう言い聞かせてました」と振り返った。

1年目で開幕スタメンに食い込んだ22年は19打席目で初安打。今回と同じ16打数無安打からの一打だった。「あのときと状況は一緒だけど、プロ初ヒットより今回の方がうれしかった。でもこの(負けている)展開で、笑えなかった」と複雑な心境を口にした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】水野達稀 開幕18打席目で初安打、「プロ初ヒットより今回の方がうれしかった」