大商大対大院大 公式戦デビュー戦で初安打をマークした、大商大新入生の権田(写真左)と伊吹(撮影・中島麗)

<関西6大学野球秋季リーグ:大商大8-2大院大>◇5日◇第1節1回戦◇GOSANDO南港

大商大の開幕ゲームは、1年生コンビが公式戦初出場初スタメンで結果を残した。

「1番右翼」の伊吹綜太外野手(1年=神戸国際大付)は、初打席初安打をマーク。その後2四球で1番打者の役割を果たした。

「勝利に貢献したい、強い気持ちを持って臨んだ」。「8番三塁」権田結輝内野手(1年=大垣日大)は、2回1死一塁で大学初打席で中越え適時三塁打を放ち、2打数2安打3四球で全打席出塁を果たした。

「いつもなら、代えるじゃないですか。サードでエラーしたら」。同大学はミスが生じれば試合中に選手を交代する方針。富山陽一監督(60)は、異例の決断を下した。権田は6回先頭打者の打球を後逸したが、「エラーしても、慣れることが大事。3年生や中山(優月内野手、2年=智弁学園)やったら交代」と明かし、指揮官は新人コンビをフル出場させた。

23年U18代表で二刀流の中山は、この日途中出場で遊撃手として2本の適時打を放ち、9回には登板し、1回無失点。「チームが勝つために両方やっている、勝つために動けたら」と表情を引き締めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大商大・富山陽一監督「エラーしても慣れることが大事」公式戦デビューの新人コンビがフル出場