ソフトバンク対西武 4回表西武1死一、二塁、源田の適時右二塁打で生還した野村大(左から2人目)を笑顔で迎える西武ナイン(撮影・岩下翔太)

<西武-ソフトバンク>◇4日◇みずほペイペイドーム

開幕4連敗を喫した西武が、今季5試合目にしてようやく初勝利を挙げた。

昨オフに就任した西口文也監督(52)は監督としてうれしい初白星となった。

前日までチーム打率は2割を切っていた。この日も3回まではソフトバンク有原の前に1安打のみ。それが4回に爆発した。

四死球などで無死満塁のチャンスを作り、今季初スタメンの野村大樹内野手(24)が2点適時二塁打を放って先制。その後は源田壮亮内野手(32)の今季15打席目にしての初安打が適時打になるなど、5安打を集中し6得点。イニング途中で有原をKOし、攻撃時間は33分を超えた。

投げては開幕戦で黒星スタートになった今井達也投手(26)が粘りの投球で3回まで無失点で切り抜けると、4回表に味方打線が大量援護。直球は7回になっても156キロをマークするなど、スライダーも交えての自由自在の投球でソフトバンク打線から三振と凡打の山を築いた。

昨季はシーズン91敗。松井前監督は交流戦を前に休養を余儀なくされ、監督代行を兼任した渡辺前GMもシーズン後に引責退団した。

新体制で再建を始めた2025年。オープン戦では若手のアピールも続き、12球団中2位に。ところが開幕から負けが込み、西口監督も「そう甘くはないということ。オープン戦の勢いのままって、そううまくはいかない」と気を引き締め直していた。4月4日の“獅子の日”に、ようやく新生ライオンズがスタートした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】今季5試合目、ついに勝った! 昨オフ就任の西口文也監督はうれしい監督初勝利