【西武】一挙6得点の猛攻…左翼席の獅子党たちは「チャンステーマ4」で合計20分も跳ね続けた
<ソフトバンク-西武>◇4日◇みずほペイペイドーム
みずほペイペイドームの床はコンクリートゆえ、それなりの強度がある。3度の小休憩込みとはいえ約20分間もジャンプし続け、西武ファンの足は試合中盤にしてどうなったことだろう。
4回表、開幕4連敗中の西武打線がついに目覚めた。先頭の3番ネビンを機に無死満塁。6番野村大が打席に入ったところで、西武ファンが大きな得点機に奏でる「チャンステーマ4」が始まった。
盛り上がりに乗り、野村大は右翼線へ2点適時打。「みんながつないでくれたチャンスの場面、絶対に打つ気持ちで打席に入りました」と気持ちを込めた。左翼席ではそこで「ミラクル元年、奇跡を呼んで~♪」と得点歌が入るが、すぐさまチャンステーマ4を再開。また飛び跳ね始めた。
外崎の犠飛の後、さらに今季15打席目の源田がようやく初安打を放つ。適時二塁打。「チームのみんなが喜んでくれたのでうれしかったです」と話すも「いい流れに乗れました」と応援席が生み出した空気にも後押しされた。
その後、長谷川の2点適時打の盛り上がりが終わるまで「チャンテ4」の演奏は続き、日刊スポーツの計測で合計約20分間、ジャンプ応援は続いていた。この日、仙台から福岡へチームと同じように“帯同”してきたファンたちもいる。
結局6点を奪った4回表の攻撃自体も33分超。前日までのチーム打率1割9分7厘がウソのように、一気に攻め立てた。【金子真仁】