ドジャース対タイガース 2回途中で降板し、ベンチからフィールドを見つめるドジャース佐々木(右)(撮影・菅敏)

<ドジャース7-3タイガース>◇29日(日本時間30日)◇ドジャースタジアム

ドジャース佐々木朗希投手(23)の本拠地デビュー戦は、2回途中を2失点に終わった。

立ち上がりから制球に苦しみ、1回は3安打2四球で2失点。2回も2四球で2死一、二塁としてマウンドを降りた。1回2/3を3安打4四球2失点2奪三振で、最速は97マイル(約156キロ)だった。

佐々木の一問一答は以下の通り。

-緊張か、メカニック的に何か欠けていたか

「技術的なところでコントロールしきれなかったというか。本当にストレートもフォークも(良くなかった)。スライダーがかろうじて少し良かったぐらいで、それ以外は本当に全体的に、スピードもコントロールも良くなかったかなと思います」

-デビュー戦を乗り越えて、次はより集中できそうか

「今回も特に変な緊張とかはなく挑めてはいたんですけど、もう本当にシンプルに技術不足かなとは思ってます」

-メカニック的には何か欠けているのか

「良かったり悪かったりっていう、自分の中での波もありますし。練習でできても試合の強度になった時に、うまくいかなかったりだとか、そういうところもあるので。日々新しい課題がどんどん出てくるので、そこに向き合ってやっていくしかないかなと思ってます」

-すぐ修正できるか、時間がかかりそうか

「自分が理想とするところには、もちろんすぐには行けないと思うんですけど。ただ毎週毎週ゲームはあるので、そこに対してもちろん目の前の結果も必要ですし。なんて言うんですかね、小さくまとまりすぎないことも大事だと思うので。そこは気を付けながら。ただ試合は試合で、先発ピッチャーとしての仕事を果たせるようにはしていきたいなと思ってます」

-日本から帰国後はアメリカのマウンドを確認する機会はあったか

「1度、実際のマウンドで。期間も空いてたので、球数も多めのピッチングを1回やりました」

-それはいつ

「月曜日ですかね」

-ピッチクロックやボールへの慣れの影響は

「あると思いますし、それ以外のところもあると思うので。何か1つの問題で自分のパフォーマンスを出せてないわけじゃないと思うので。いろんな要素はもちろんあると思います」

-ドジャースタジアムで投げたことは

「いい緊張感はもちろんあって。ただなんて言うんですかね、特に本拠地での初めての登板という感じで、浮足立つような感じはもちろんなかったですし。ただ、技術的になんかはまらないというか、自分の中で信じきれるものが今日はなかったのかなと」

-ベンチで涙が

「いや、そんなことはないと思います」

-1回で41球。2回はどう修正しようと

「今までロジンに触らなかったところをロジンに触ってみたりだとか。フォームを変えても、試合の中で戻りきることはないと思うので、ちょっとしたことだったりだとか。あとはもう気持ち的な、ピッチクロックで時間がない中でも、なるべく落ち着いて投げるようにするとか、その中でちょっとずつできることはやってはいました」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希「信じきれるものが今日はなかった」2回途中を3安打4四球で2失点/一問一答