DeNA対中日 4回表中日無死一、二塁、板山に中前打を浴びたバウアー(撮影・江口和貴)

<DeNA-中日>◇29日◇横浜

DeNAトレバー・バウアー投手(34)の587日ぶりの本拠地復帰登板での白星はお預けとなった。立ち上がりの1回からフルスロットル。3者連続三振で幕を開けるも、打線の援護なく98球を投げて6回6安打1失点8奪三振だった。

雨のため試合開始時間の30分繰り下げられてスタートした一戦。雨風で冷え込む中でも最強助っ人には関係なし。先頭の中日岡林を150キロ超の直球2球で追い込むと、最後はナックルカーブで3球三振に仕留めた。

さらに続く村松に対してもナックルカーブで空振り三振。締めは3番上林にもナックルカーブで空振り三振。わずか11球(ボール球は1球)、いずれもナックルカーブを決め球にして抜群のスタートを切った。

しかし2回2死から四球と中前打で一、三塁とすると、木下に153キロ直球を捉えられ、先制適時打を許した。4回には細川、カリステ、板山といずれも直球を捉えられて3連打を浴び無死満塁。ピンチを招くも、木下を二飛、松葉を空振り三振、岡林を中飛と打ち取り、無失点で切り抜けた。バウアーは力強く雄たけびをあげて喜びの感情をあらわにした。

ナックルカーブを軸に粘りの投球を見せたが、打線が中日松葉を前に得点を挙げられず。2シーズンぶりの白星はお預けとなった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】バウアー587日ぶり本拠地本気登板は白星ならず 6回1失点8Kも打線の援護なく