広島対阪神 9回裏広島2死一、三塁、マウンドに向かい、投手交代を告げる藤川監督(右端)(撮影・藤尾明華)

<阪神4-0広島>◇28日◇マツダスタジアム

今季就任した阪神藤川球児監督(44)が鮮やかに初陣を飾った。

初回、佐藤輝明内野手(26)が今季の12球団最速アーチとなる2ランで主導権を握り、村上頌樹(26)が9回途中まで無失点とこれ以上ない仕事。投打ががっちりとかみ合い、理想の形で1勝をつかんだ。

藤川監督は「すごくいいゲームができたと思います。本当に選手たちが立派だなと。選手に聞いてあげてください。選手たちが素晴らしかったので。僕個人は特に何もやっていないので」と、ほめたたえた。

初陣を飾ったことには「全然、なんともないです。本当に何もない感じですね。自然でいられたし、特になんか変化があったっていうわけではない」と淡々としていた。

就任早々、開幕投手に指名していた村上には賛辞を惜しまなかった。

「やっぱり開幕戦ですから、最後の1アウト、2アウトがものすごい難しい。130球超えて、最後までボールが上ずることがなかった。本人の表情も良かった」と力投を称賛した。

さらに、村上が降板する際の光景を紹介した。「みんなから『ゆっくり休んで』と言われていて。僕の代わりに選手たちがそういう声掛けしてくれるので、非常にいいチームになってきたなと思います」と、目を細めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】藤川球児監督が「非常にいいチームになってきた」と感じた開幕戦の1シーンとは…