巨人対ヤクルト 8回裏巨人無死一塁、キャベッジ(手前左)が2点本塁打を放ち拍手で迎える阿部監督ら(撮影・浅見桂子)

<巨人-ヤクルト>◇28日◇東京ドーム

巨人阿部慎之助監督(46)の予言が的中し、新外国人のトレイ・キャベッジ外野手(27)が来日初安打初アーチを含む猛打賞と大暴れした。

1回無死一塁、ヤクルト奥川から来日初安打となる右翼フェンス直撃の二塁打をマーク。5回にも二塁打を放ち、5点を追う8回には無死一塁から1号2ランを放った。

阿部監督は、開幕前日の27日の取材でキーマンを聞かれ「キャベッジ君じゃない? そこが一番のポイントだと思うよ。あまり期待しちゃうとかわいそうだからね」と話したが、初戦から存在感を発揮した。

この日の試合後、阿部監督は「いや、あのー、とても素晴らしい結果で、ちょっとびっくりしたんですけど、これをね、続けていってほしいなと思います」と今後にも期待した。

お立ち台に上がったキャベッジは「本当に興奮して、今日の開幕を迎えた。神様に感謝したいと思いますし、チームが勝ったことが何よりもうれしいです」と笑顔で話した。

来日初本塁打については「とにかくホームランを打とうという気持ちで打席に入って、高めに浮いたボールをうまくとらえられた」とコメント。記念のボールは「今までも節目のヒットの度に父親に渡してきたので、今回も同じように父に渡したいと思います」と父に贈ることを話した。

昨年は、主軸で期待されたオドーアがシーズン開幕前に電撃退団。不穏な空気の中で開幕を迎えたが、キャベッジは開幕戦から快音を響かせた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】阿部監督の予言が的中し、キャベッジが来日初安打初アーチを含む猛打賞と大暴れ