大谷翔平、流し打ちで左翼席への今季2号ソロ トム・ハンクスやマジック・ジョンソンも大喜び
<ドジャース-タイガース>◇27日(日本時間28日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が、米国開幕戦に「1番DH」でスタメン出場。第4打席で今季第2号のソロを放った。
第4打席は4-3の7回2死で右腕ハニフィーと対戦。フルカウントから外角の95・8マイル(約154キロ)のツーシームを捉え、左翼席へ飛び込む本塁打とした。観戦に訪れていた俳優トム・ハンクス(68)や、元NBA選手で共同オーナーのマジック・ジョンソン氏(65)も大喜びだった。
1回無死は昨季サイ・ヤングを受賞したタリク・スクバル投手(28)と対戦。初球の98マイル(約158キロ)の直球を狙うも、引っかけた当たりの一ゴロに倒れた。
1-0の3回2死では、カウント2-2から真ん中付近のスライダーを捉え、二塁手トーレスの左を抜ける右前打とした。打球速度は109マイル(約175キロ)だった。
第3打席は1-2の5回1死一塁、カウント2-2から内角のシンカーに詰まらされ二ゴロ。一走パヘスは二塁封殺となり、大谷は一塁セーフとなった。続くムーキー・ベッツ内野手(32)が四球を選び、2死一、二塁から、移籍1年目の昨季から大谷と親交が深いテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の逆転3ランで生還した。
スクバルとの通算対戦成績は9打数1安打となった。同投手は昨季31試合でメジャー最多タイの18勝、同単独トップの228奪三振、同2位の防御率2・38を記録した。
大谷は東京ドームでのカブスとの開幕2連戦で、8打数3安打1本塁打1打点をマークした。一時中断していた投手としての復帰プランは開幕後に再開予定で、29日(同30日)にブルペン入りを予定している。
昨季は打率3割1分で54本塁打、59盗塁を記録し、史上初の「50-50」を達成。OPSは1.036とした。自身初のポストシーズン(PS)では、ワールドシリーズ(WS)第2戦で左肩を負傷した影響もあり、打率2割3分で3本塁打の成績だった。