フリーマン家族が試合前にグラウンドへ 父フレッドさん「この場所に戻って来られて夢のようだ」
<ドジャース-タイガース>◇27日(日本時間28日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)の家族が試合前、グラウンド上に姿を現した。
フリーマンと父フレッドさん、妻チェルシー夫人、長男チャーリー君、次男ブランドン君、三男マックス君らが登場。昨年7月にはマックス君がギラン・バレー症候群に罹患(りかん)し、フリーマンは一時チームを離れた。復帰後は9月に右足首を捻挫し、肋(ろく)軟骨の骨折も抱えながらワールドシリーズ(WS)MVPに輝いた。フレッドさんはインタビューで「この場所に戻って来られて夢のようだ」と喜びを語った。
フリーマンは10歳で、母ローズマリーさんを皮膚がんで亡くした。フレッドさんもその2年後にうっ血性心不全で生死の境をさまよった。フリーマンは過去のインタビューで「あと少しで…。12歳で両親を亡くすところだった」と涙ながらに語っていた。フレッドさんは今でもフリーマンの自主トレをサポート。昨年12月には、インスタグラムで「どれもあなたなしではあり得なかった。あなたが私にバットの振り方、自分を信じること、仕事(プレー)への取り組み方を教えてくれた。ワールドシリーズ(WS)制覇は夢がかなった。だけどそれはあなたが私に注いだすべてが現れたんだ」と感謝をつづった。