【西武】現役引退の中島宏之を“弟獅子”たちがねぎらい「優しいお兄ちゃん的な」と炭谷銀仁朗
前中日の中島宏之内野手(42)が27日、現役引退を正式表明した。
00年ドラフト5位で伊丹北(兵庫)から西武入り。入団4年目から不動の遊撃レギュラーとして活躍し、渡り歩いた日米5球団で通算1928安打をマークした。
西武の炭谷銀仁朗捕手(37)は取材に対し「ほんまに、引退が残念って言ったらおかしいけど、こういう形で。長い間、お疲れさまでした。ゆっくり休んでください」とねぎらいを口にした。
「思い出、いっぱいありますよ。例えば、って言われると難しいけど」と視線をさまよわせる。
「栗山さんや中村さんもそうやけど、担当スカウトが一緒で、入団した時からずっと世話になって。ジャイアンツでも一緒にプレーできたし」
西武のみならず、巨人でも3年間チームメートだった。
「ひと言でいえば、優しいお兄ちゃん的な存在ですよね」
お兄ちゃんだけれど、怒られることも「なかった」と振り返る。ずっと“銀ちゃん”と呼ばれていた。
連絡もよく取り合う。最近も「ちょっとでも長く頑張ってや~」と励まされたという。NPB現役最年長捕手として臨むシーズンが28日、開幕する。【金子真仁】