7回表阪神2死一塁、左翼線に適時二塁打を放つ山田(撮影・和賀正仁)

<ウエスタン・リーグ:オリックス1-1阪神>◇26日◇京セラドーム大阪

阪神の平田勝男2軍監督(65)が、ジェレミー・ビーズリー投手(29)らの活躍を評価した。相手先発は侍ジャパンにも選ばれた左腕曽谷。1点を争う緊迫した展開になり、若手選手の成長にも「いい経験になった」と話した。

両チーム無得点の7回2死一塁から、山田脩也内野手(19)が左翼への適時二塁打を放ち先制。9回に漆原大晟投手(28)が1点を失い、同点となり、延長10回タイブレークも両チーム無得点で引き分けに終わった。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

「ビーズリー? よかったね。スピードといい、変化球のキレといい、申し分ないと思いますよ。昨日の才木もそうだけどね、いい調整ができたと思います」

-ビーズリーは9番DHと先発投手で出場

「大谷ルールだよ。1打席でいいっちゅうことだったんで、バントのケースやったらね、2打席目をバントさせようかと思ったけど、そういうケースにならなかったんで。流れっていうか、打席に立つというか、流れもあるんで、よかったと思いますよ」

-相手投手の曽谷もよかった

「このドラゴンズ戦、オリックス戦、明日も椋木か? あれもいいピッチャー。すごく若い子にとってはね、いい経験というか、こういう1軍のピッチャーを、打席で経験できるんだもん。これはもう、みんなね、すごくいい勉強になったと思うよ」

-最後もしびれる展開

「こういう緊張感のあるゲームをしないと。昨日も1-0、今日は1-1か。毎日1点ね。毎日1本っていうのはあったけど、ヒットも2本ね(苦笑い)。すごくもう、俺も耐えるのに必死だよ。最後はようほんとにね。畠もね。ウルシ(漆原)は1点取られたけど、悪いことない。そういうところでは、こういう緊張感のあるゲームをずっとね、ドラゴンズともこの前の金土日もやってたし。こういう緊張感のあるゲームをしていくことによって、力がついてくると思います」

-山田もいい打撃

「最後だよ(延長10回1死三塁で見逃し三振)。あんなにいいね、もうあそこはイケイケで、ちょっと考えすぎると思う。昨日の3-2からもそうだけど。やっぱり頭がいいんだろうな、仙台育英。こういうところで真っすぐは投げてこないだろうというね、そういう読みもしてると思うんだけど。そこは、こういうところも経験。それはもう、そういう感じだと思うよ。あそこでね、なんとかできれば、もう今日は。でも、しっかり守ってるし、山田がずっとこの勝ちに貢献する、殊勲打打ってるの山田だもん。そうでしょ」

-チャンスにも強くなっているような印象が

「打率はね、2割そこそこなんだけど、そういう、なんとかして。だから、今日はそこで、最後に、ね。彼もいい経験になったと思います」

(続けて)

「井坪のいいプレーも(9回1死二、三塁でスライディングキャッチ)。そういうところを。今日はもう井坪のあの守備が『殊勲守』だよ。そうでしょう。あれを褒めてあげないとダメだよ。あのプレーで今日はもう引き分けだよ。井坪の好プレーですよ」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】平田勝男2軍監督、山田脩也の見逃し三振に「頭がいいんだろうな、仙台育英」/一問一答