守備練習を行うソフトバンク今宮(撮影・岩下翔太)

ソフトバンク今宮健太内野手(33)が3月28日の開幕戦で金字塔を打ち立てる。内定している13年連続の開幕ショートスタメンは、吉田義男、石井琢朗、鳥谷敬(日刊スポーツ評論家)、巨人坂本勇人と球界の名手たちに並ぶ最長記録。パでは初めてで「1、2月は開幕を目標にやっていた。そこを守れるのはいいことだと思います」と心境を明かした。春季キャンプ中に左ふくらはぎ痛で離脱したが、驚異の回復力で定位置の座をつかんだ。「でも、そこが全てじゃないんでね。年間見たときにある程度の成績が残せたらいいなと思います」と謙虚に意気込んだ。

開幕戦の相手、ロッテ小島には昨季6打数4安打1本塁打。2度の対戦でそれぞれマルチ安打を放ち、通算でも27打数8安打で打率2割9分6厘、3本塁打と好相性だ。難敵左腕について「コントロールもいいし真っすぐが強い。簡単に打てるとは思っていないです」と警戒したが、頼もしい数字を残している。開幕2日前の26日はみずほペイペイドームの全体練習で汗を流し「チームが勝てるようにやるべきことをやれたら」と開幕ダッシュへ気合を入れた。【只松憲】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】今宮健太「目標にやっていた」13年連続の開幕遊撃 パ・リーグ初の金字塔へ