古賀太陽(2025年3月11日撮影)

柏レイソルのDF古賀太陽(26)が、日本代表デビューを果たしたDF高井幸大(20=川崎F)に刺激を受け、日本代表入りへ強い意欲を口にした。

26日、東京ヴェルディ戦(29日、三協F柏)に向け調整。同じ国内組のセンターバックの高井が、25日のサウジアラビア戦で先発し無失点に抑える活躍を見せた。「自信を持ってプレーしているのが見てとれた。Jでやっている選手がやれるというのは彼が示してくれた。そこは、自分も自信を持っていいんだと思う」と話した。

過去のワールドカップ(W杯)でも、Jリーグ勢では18年のW杯ロシア大会では鹿島アントラーズ所属のDF昌子源、22年のW杯カタール大会では川崎F所属のDF谷口彰悟がピッチに立ち、日本代表の16強入りに貢献した。

森保一監督は、サウジアラビア戦後の会見で「高井のポテンシャルとJリーグのポテンシャルを感じた」と評価し、W杯優勝のために「3チーム分の戦力を準備したい」と、さらなる選手層アップを掲げている。

古賀は19年から柏の不動のセンターバックとして活躍し、今季も3バックの中央で最後方からチームを支える。現在、チームは3勝1敗2分けの4位。前節はサンフレッチェ広島と好勝負を繰り広げた(1-1)。19年の東アジアE-1選手権でA代表を経験しており、日本代表への思いは強い。「数字と、チームがどれだけ上にいられるかがすごく重要だと思う。選ばれても説得力がある位置に自分もいないと」と力を込める。

守備リーダーとして、コミュニケーション能力も際立つようになった。練習から、選手間のコミュニケーションを積極的にとっており「お互い、要求する回数は増えている」と自負する。短期間で、選手間の連携を深めるためにも、コミュニケーション能力も大事な要素だ。「もっともっと、Jの中でも存在感を発揮しないと(A代表の)選手たちには並んでいけない。そこはしっかり意識しながら上を目指してやっていきたい」。自チームで結果を残し、国内組からA代表へ食い込んでいく覚悟だ。【岩田千代巳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】DF古賀太陽が国内組の日本代表DF高井幸大の活躍に刺激 Jで結果を残しA代表復帰意欲