サウジアラビアのルナール監督「いい結果。ショーの意味では申し訳ない」日本相手に勝ち点1
<W杯アジア最終予選:日本0-0サウジアラビア>◇25日◇C組◇第8戦◇埼玉
2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選の突破を5日前に決めていた6勝1敗の日本代表(FIFAランキング15位)が、サウジアラビア代表(同59位)と対戦し、スコアレスドローに終わった。
相手のサウジアラビアは従来の4バックでなく、5バックで引いて守る戦術を徹底してきた。敵地で貴重な勝ち点1を手にしたサウジアラビアのルナール監督は試合後「我々にとってはいい結果。だが、美しい試合ではなかった。ショーの意味では申し訳ない」と、勝ち点獲得にこだわったことを明かした。
22年W杯カタール大会のアジア最終予選では、日本と同じB組1位でW杯切符を手にし、W杯カタール大会では優勝したアルゼンチンに1次リーグで勝利している。
それほどの国だが、今回の最終予選はC組3位。2位のオーストラリアとの勝ち点差は3だ。ルナール監督は「まだ2試合ある。サッカーは何が起こるか分からない。我々はホームでオーストラリア戦が残っている。次の試合は攻撃的ないい試合をしたい」と、W杯自動出場圏内への執念を口にもした。
いち早くW杯出場を決めた日本代表に対しては「(森保)監督をリスペクトしている。前回より良い結果を出せる可能性はあると思う。日本は強い。規律が整っていてスキルがある。日本はアジア代表としてふさわしいチーム」とエールを送った。【岩田千代巳】