【オイシックス】新加入の元DeNAエスコバーに監督「ビビってた」初登板3者凡退で結果示す
<イースタン・リーグ:オイシックス3-1日本ハム>◇23日◇ハードオフエコスタジアム新潟
新加入の元DeNAエドウィン・エスコバー投手(32)が球場の空気を変えた。8回に3番手で登板。
名前がコールされた瞬間、スタンドから拍手と「オー!」と大歓声が挙がった。注目の初球は、力んだか146キロの直球が高めに抜ける。それでも威力抜群の直球を軸に一邪飛、左飛、中飛と3人で退けた。「真っすぐ中心に状態も確かめた。いい機会になった」とうなずいた。
18日に母国ベネズエラから来日し、1週間経たない中での登板。ビジター遠征中でチーム合流から1度も投球を見ていない武田監督も「俺も初見だし、ちょっとビビってた。もっと楽な場面で投げさせたかった」と話したが、しっかり結果で示した。勝ちパターンの1人として期待される最速163キロ左腕は「しっかりチームを助けることが何よりも大事なので、そのために投げていきたい」と今後を見据えた。
○…先発の牧野憲伸投手(25)が、今季初白星を挙げた。小気味よい投球で6回5安打、5奪三振3四球1失点。前回登板の16日西武戦に続く2試合連続のクオリティースタート(QS)をマークした。新球種の130キロ中盤のカットボールが効果的に決まり、連打は1度も許さなかった。「自分らしいピッチングが出来たと思う。カットも徐々に使えるようになってきている」と手応えを示した。