オリックス対阪神 6回裏オリックス2死、打者頓宮を迎えたところで藤川監督(左)にから降板を告げられた先発の門別。中央背中は梅野(撮影・加藤哉)

<オープン戦:オリックス2-1阪神>◇23日◇京セラドーム大阪

オープン戦負け越しフィニッシュにも阪神藤川球児監督がオープン戦を終えて及第点を与えた。

3勝5敗4分けの10位。チームとして3年連続で勝率5割を割った。それでも今季からチームを預かる指揮官は「選手たちのコンディションもよく、オープン戦を通して、いいことも課題も出た。非常にいい準備期間だった」。3月中旬にはメジャー2球団とのプレシーズンゲームも挟んだが、主力選手のリタイアもなく完走できたことを素直に喜んだ。藤川監督の一問一答は以下の通り。

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-開幕への心境は

「この役職になってからわたくし、というものはありませんから。私自身の感情は全くないです」

-門別は開幕へステップを踏んだ

「オープン戦が準備のマックスではなく、シーズンを戦うための準備ができたからこそ、壁を乗り越えて開幕ローテーションに入るというところまで来たと思います」

-門別は打席カウント間違いにバント失敗

「打席に立たせた甲斐があったか。ファームがDHを使ってますから、そのあたりは改善点が球団としてあるかな。そのあたりも含めて組織作りはテーマ。きょうここで出たことまでがファームから含めた課題として、来年の春までの課題かなと思います」

-栄枝、高寺にも経験を積ませ、底上げもできた

「それは1年間が終わってから。どこかで経験ある選手に切り替わることがあるかもしれないけど、野球人生は長いですから。1歩ずつ進みながら。一気に抜けてしまう選手もいますけど、そんな甘くないのも野球界。全部人生と一緒です」

-実戦は今日で終了だが、開幕1軍メンバーの大枠は固まったか

「そうですね。大体は決まってます」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】藤川監督、開幕への心境「私自身の感情は全くない」1軍「だいたい決まった」/一問一答