【巨人】オコエ?若林?萩尾?丸佳浩離脱で外野争い激化「チャンス」阿部監督は若手アピール期待
リーグ連覇を目指す巨人が、主軸の丸佳浩外野手(35)を欠いてシーズン開幕を迎える。22日のロッテとのオープン戦(東京ドーム)の走塁中に右脚を負傷した丸は、一夜明けた23日、都内の病院で検査。「右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」と診断されたことが発表された。今後は、川崎市のジャイアンツ球場で治療とリハビリに励む。
シーズン開幕前の緊急事態を受け、阿部監督がオープン戦最終戦のロッテ戦で手を打った。6回の守備から一塁でスタメン出場していた岡本を今季初めて左翼で起用。「丸が長期離脱っていう形になっちゃったので、いろんなことを想定して、今日はいってもらいました」と説明したように、1イニング守らせ、シーズンに備えた。
思わぬ形だが、外野のスタメン争いが激化する。この日は若林が「1番左翼」でスタメン出場し、2安打とアピール。オープン戦の打率3割7分5厘と好調のオコエも候補に挙がる。丸の離脱は大きな痛手だが、阿部監督は「チャンスだと思うよ」と若手のアピールを期待。2軍では萩尾が2試合連続本塁打を放つなど、28日のヤクルトとの開幕戦以降も、スタメン争いは続きそうだ。【久保賢吾】