マリナーズ藤浪(3月17日撮影・菅敏)

マリナーズとマイナー契約を結びオープン戦で結果を出している藤浪晋太郎投手(30)が、今季開幕投手に決まったエース右腕ローガン・ギルバート(27)からアドバイスを受けていると、シアトルの地元専門ラジオ局「シアトル・スポーツ」電子版が21日(日本時間22日)までに伝えた。

このキャンプ中、最初に接近してきたのはギルバートの方だったという。「スプリットの握りを教えてくれないか」と藤浪に声をかけ、そこから交流が始まった。

あるとき、ブルペンで2人が並んで投球練習をしていたことがあり、ギルバートがいろんな腕の角度やフォームで投げるというユニークな調整をしていたため、今度は藤浪が、何をしているのか聞いた。ギルバートは198センチの長身であるため、投球フォームのバランスを調整するためにいろんな動きをしているという。同じ198センチの藤浪はそれに興味を持ち、投球練習後に長い時間、話を聞いたという。

ギルバートは「僕らは、内面的ターゲットというマウンド上での思考方法についても話した。それで、読むべき本を推薦したんだ。僕のメンタル面に非常に役立った本だよ」と明かしている。その本は「新インナーゲーム」(W・T・ガルウェイ著)だという。

藤浪はオープン戦ここまで7試合に登板し、このうち21日までの5試合連続無失点を含む6試合で無失点と好投。防御率は5・40としている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 藤浪晋太郎、好投の陰にエースのアドバイス 開幕投手ギルバートとの交流を地元メディアが伝える