【楽天】ドラ1宗山塁、最終打席に意地の二塁打「追い上げられた後の打席だったんで良かった」
<オープン戦:中日2-3楽天>◇21日◇バンテリンドーム
楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22=明大)が、最終打席に意地を見せた。「1番遊撃」でフル出場。1点リードの9回1死一塁、祖父江の146キロ直球を右翼線へはじき返す二塁打を放ち、チャンスを広げた。「ヒットがない中で最終打席でっていうのは良かったと思う。シーズン中、そういう1打席が大事だと思いますし、あそこは追い上げられた後の打席だったんで良かった」。小深田と並ぶチームトップのオープン戦12安打目をマークした。
オープン戦13試合目の出場で1番を担うのは初めてだった。「出塁してチャンスを作っていく打順だと思うんで、そこは意識しながら、あとは後ろのバッターにしっかりボールを見せられるかどうかっていうのも結構大事な役割だと思う」と振り返った。
同学年の高橋宏とはプロの舞台で初対戦だった。「完成度が高いというか、決め球もありますし、やっぱり一番は真っすぐをコントロール良く投げてくるなと感じた」。初回はスプリットで空振り三振に倒れ、3回は150キロ直球を二ゴロ。直接対決は2打数無安打に封じられたが「あれだけプロで実績残してるピッチャーなんで、そこは同学年ってこともあって楽しかった」と力を込めた。