龍山暖

<センバツ高校野球:エナジックスポーツ8-0至学館>◇21日◇甲子園

創部3年目でエナジックスポーツ(沖縄)が甲子園初勝利を挙げた。

OBで1期生でもある西武の龍山暖捕手(18)は「自分たち1期生が作り上げてきたものがこうやって全国の舞台で通用するのを後輩たちが見せてくれたので、本当に良かったと思います」と笑顔を見せた。

後輩たちの試合中は、自身も3軍戦でスタメン出場の最中。この日は安打はなかったものの、二塁送球最速1・7秒台の強肩は将来性の高さが評価される。

1軍のオープン戦にも“体験出場”の機会があった。12日の阪神戦(ベルーナドーム)で代打出場。一ゴロだった。「慣れない部分が大きくて、自分をあまり出せなかったというのが反省点です」と回想。現在は3軍でプレー。昨季限りで現役引退した岡田雅利育成担当(35)らからアドバイスを受けながら、練習を重ねている。

後輩たちには「初出場初優勝の肩書を得られるチャンスだと思うので」と栄冠を願いつつ、自身も「西武の正捕手は龍山ってみんなに思われるような捕手になりたいです」と汗を流し続ける。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 エナジックスポーツ1期生の西武龍山暖「初出場初優勝の肩書を得られるチャンス」初勝利祝福